PDF iconVISI - 最も説得力のあるソリューション

長い歴史を持つバイエルンの金型メーカーは、成功の秘訣は2つあると言います。常に自分自身を改革する事、そして板金用金型設計と4軸と5軸のCNCマシン用加工データ作成のためにVISIのような業界に特化した最新技術を導入する事であると。
 
Meindl-Köhle Umform und Systemtechnik社は、1928年に精密金型の製作を開始し、1990年に金型製作ビジネスを補う目的で部品生産へ活動分野を広げました。Landsbergにある59,000平方フィートの生産施設で、彼らは様々な業界向けに圧延された複雑な板金部品の製作に従事し、そのいくつかは組み立ても行っています。社内の金型製作部門では、VISIを使って、金型設計、シミュレーション、順送金型とトランスファー金型の切削加工及びワイヤ放電加工用NCプログラミング作成を行っています。
 
彼らはフレキシブル生産システムを適用しているので、プロトタイプ加工、治具製作そして金型製作における明確な区別が存在しません。取締役Heinz Kleberは言います。「自動車業界の取引先として成功するには、実際のところ日常的にあなた自身を改革する必要があります。顧客は、我々の創造性と柔軟性を高く評価していると同時に、何十年にも渡り構築して来たビジネスの継続性と我々の専門知識を頼りにしています。」
 

“我々は、VISIの処理の流れとメニュー構造が大いに気に入っており、その処理の流れは正に技術者が考えるやり方と同じです。VISIは、樹脂と板金処理に必要とされる全ての機能をサポートしているので、我々は3次元設計の価値を十分活用する事が出来ます。”

取締役 Heinz Kleber

Heinz Kleberは言います。実際はVero Softwareから購入したVISIを、CADからCAMまで全ての業務で使用しています。つまり1つ屋根の下、彼らはプロトタイプから生産物まで何でも提案出来る事を意味しています。
 
この領域における彼らの強みは切削加工、研削加工、放電加工であり、毎年12から15もの大型の順送金型とトランファー金型の設計、製造、組立を行っています。交換可能なパレットシステムを持ち、X軸方向のストロークが最大1,250ミリメートルのマザック・マシニングセンター6台を使って重要な切削加工を行い、最大3.5メートルまでの大型部品はMecofベッドタイプ切削機を使って加工を行っています。
 
金型製作は、主に垂直スピンドル方式3軸Hurco VMX42を使って行い、トレーニング用ワークショップでは小型Kunzmann切削機を使用します。3台のファナック制御のワイヤ放電加工機と電極放電加工機を、他の重要な金型製作工程で使用しています。その他、最新のプレス、スタンピング、ニブリングマシン、さらに3次元レーザー溶接ロボットを社内の金型製作加工機として運用しています。
 
Heinz Kleberは言います。業界に特化した多くのVISIモジュールは彼らの要求を満たし、それに加えドイツのVISI代理店Mecadatによる技術サポートが、彼らにVISIが最も納得の行くソリューションである事を確信させ、金型製作用システムとしてVISIに切り替える決断を後押しした決定的な要因となりました。「我々は、VISIの処理の流れとメニュー構造が大いに気に入っており、その処理の流れは正に技術者が考えるやり方と同じです。VISIは、樹脂と板金処理に必要とされる全ての機能をサポートしているので、我々は3次元設計の価値を十分活用する事が出来ます。」
 
「VISIのAdvanced Modellingモジュールには、我々の業務に本当に役立つ多くの機能がありますが、特に板金部品のスプリングバックを事前に補正するオプション機能は特筆に値します。」
 
事前の打ち合わせでも、例えば一貫した部品寸法公差を完全バッチ処理出来る機能に対して顧客の期待は高い物がありました。「VISIを使って事前に部品のシミュレーションを行う事で、設計と品質会議で数字を確約する事が出来ます。それは我々に、物事がうまく行くかどうかを判断する上での自信を与え、その段階で技術的に正しい情報を提供する事が可能になります。これは過去においては不可能でした。」
 
主要VISIアプリケーションと一緒に、見積もり用にVISI Blankを使用しています。これは、VISI Blankを用いて、主にスタンピング金型で使用するブランク材をどの位の大きさに切断したらいいかを計算するためです。金型製作部門長Karl Sichingerは言います。「顧客は通常3次元CADモデルを提供出来るので、我々はそれをVISIに取り込み、もし時間が最優先課題ならば、VISI Blankでそのモデルを平面展開し、FEM(有限要素法)を使って展開した平面の輪郭を求めて、しわや割れなどの問題が起きそうな箇所を強調表示します。」
 
注文が確定したら、直ちにVISI Modellingを使ってモデルを作成し、その後VISI Progressアプリケーションで3次元ストリップレイアウトを作成して曲げ工程を定義した後に、金型構造の構築を始めます。
 
設計が完了すると図面を自動で作成し、それを金型製作部門に引き渡します。設計チームが作成したNC加工データはサーバーに保存され、そのデータを現場の工作機械オペレータが引き出して加工を行います。Meindl-KohleにはCAM作業端末が3台あり、VISI 5軸加工モジュールがネットワークライセンスの元で稼働しています。これは、VISIを社内の至る所で柔軟に配備出来る事を意味しています。
 
Heinz Kleberは言います。「VISIを使う事で、1つ屋根の下、プロトタイプから生産物まで何でも提案する事が出来ます。我々は、常にプロジェクトの最も早い段階で相談に乗るようにしています。そうする事で、我々の製造に関する専門知識を、部品とアセンブリの設計に反映出来るからです。VISI ProgressとAdvanced Modellingがサポートする板金関係の機能と、統合されたCAM機能のお蔭で、我々は顧客の要求に対して柔軟かつ迅速に対応するための能力を大幅に向上させる事が出来ました。」
 

ユーザー情報

会社名: Meindl-Köhle Umform- und Systemtechnik

Web: www.meindl-koehle.de

 

導入効果

  • 一貫したCADとCAMのデータ構造で、エラーのないデータ変換を保証。

  • Advanced Modellingで、板金スプリングバック変形を管理。

  • ネットワークライセンスを使って、5軸加工ソフトウェアを社内で柔軟に配備。
 

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“我々は、VISIの処理の流れとメニュー構造が大いに気に入っており、その処理の流れは正に技術者が考えるやり方と同じです。VISIは、樹脂と板金処理に必要とされる全ての機能をサポートしているので、我々は3次元設計の価値を十分活用する事が出来ます。”

取締役 Heinz Kleber

 

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