



VISIで水面下の作業を支援
Ferris-Tech社は、魚釣り用製品に情熱的な関心を持つエンジニアによって2006年に設立されたハイテク設計・開発会社です。Ferris-Tech社は、最新の3次元CAD技術を用いて、世界で最初に爆発のように急激に餌を放出するシステムを開発しました。
3人の創設者は、コヴェントリー市のフットボールの試合を見ながら釣りの経験を話している時に、Bait Bomb(餌爆弾)のアイデアを最初に思い付きました。彼らは皆、伝統的な給餌器には限界があり、完全な撒き餌混合作成、及び中身を損なわない投げ込みと水中降下に長い間解決できない問題がある事で意見が一致していました。
"以前他のフィーチャーベースCADシステムを使用していましたが、VISIは使い易く拘束もないので、製造環境に適しています。”
Alan Ferrar
完全に密封されたBait Bombの設計(特許取得)は、Vero Softwareの先進のソリッド及びサーフェスモデリング技術を駆使して行われました。コヴェントリー大学とワーウィック大学の設計製造グループの支援で、設計ライフサイクルを通じて絶えずラピッドプロトタイピングモデルを作成し、空気力学的な性能の試験を行いました。試験工程の間に、飛行安定性を改善するために、くぼみのあるゴルフボール形状と尾びれを加えることによってCAD設計を修正しましたBait Bombがあらゆる投げ込みの際に常に“上下が正しい姿勢”なることを保証するために、内部重量バランスも完全なものに仕上げられました。
Ferris-Tech社取締役Alan Ferrarは言っています。「設計後のCAD変更は、設計サイクルの重要な工程でした。以前他のフィーチャーベースCADシステムを使用していましたが、VISIは使い易く拘束もないので、製造環境に適しています。」
Alanは続けます。「CAD設計は終了したものの、大きな進展は時限爆弾を起動させるような生物分解可能な複合クリップでした。一旦Bait Bombが水に入るとクリップは溶解し、Bait Bombは“ばね加重式チョウツガイ”を利用して開きます。内部の指形突起形状はフックのまわりに餌を散布して、魚の注意を引く効果的な餌雲を引き起こします。」
「空気力学的な設計と同一軸上での取り付けを可能にする設計により、Bait Bombをより遠くに、そして既存の給餌器に比べより正確に投げられる事が可能となりました。先進の設計により、投げ入れは簡単になり、かつ流体力学的配慮によりBait Bombを水面まですぐ引き上げることが出来ます。それはあたかも開いたBait Bombがボートのように水面に浮かび上がり、岩や雑草のような水面下の障害物にもつれる事を防ぎます。」
Vero社の製品購入を決定した事に関して、Alanはこう結論付けます。「ソフトウェア全般の機能に印象付けられた事に加え、我々はその使い易さとVero社が提供する技術サポートレベルにも満足しています。VISIにより我々の業務の肝要な部分を確立出来たので、我々はVero社をソフトウェアパートナーとして高く評価しています。大切なサプライヤーから前向きな姿勢でサポートを受けられる事実は我々にとって重要であり、そしてVero社は必要な時にいつでもその基準を満たしています。」
Bait Bombは、バーミンガムNECで開催されたGo Fishing展示会で正式に発表され、会社のウェブサイトを通じて既に2,000個が販売されました。
ユーザー情報:
会社名: Ferris-Tech Limited
Web: www.baitbomb.co.uk
導入効果:
- ラピッドプロトタイピングとの連携
- 柔軟なCAD機能で設計変更が容易に
- 統合CAD/CAM環境でデータ変換の問題が解消
「以前他のフィーチャーベースCADシステムを使用していましたが、VISIは使い易く拘束もないので、製造環境に適しています。」
Alan Ferrar