Veroが過去最大規模のグループ会議を開催
昨年度に実施したVeroとPlanitの合併により世界最大のCAMベンダーで、かつ世界で3番目の規模のCAD/CAMベンダーとなったVero Softwareは、過去最大規模のグループ会議を開催しました。会議はポルトガルのリスボンで行われ、最新の製品を見るため、将来に向けた製品の方向性を議論するため、そしてそれらを通じて新たに誕生したVeroグループの今後のビジネス計画を垣間見るために171名が参加しました。会議開催の背景についてVISI General ManagerであるRichard Smithはこう説明します。「我々の目的は、世界にまたがる最も力量のある販売チームを構築する事にあります。現在我々には異なる製造分野に貢献し、かつビジネスを強力に推し進めるためのいくつもの重要な製品があります。グループ及び代理店が一堂に会する事で、代理店ネットワーク基盤の強化、及び成功事例の共有が可能となり、また異なるブランド製品の位置付けがより良く理解できるようになります。」
EDGECAMブランドに関する会議では、現在のリリース(2012 R2)、波状荒取加工、拡張5軸加工、Quillサポート(副Z軸)のレビューに加え、新しいワイヤ加工と新しいワークフロー管理機能を含む将来開発計画の概要説明が行われました。
VISIブランドに関する会議では、9月にリリース予定であるVISI 20の詳細説明が行われました。VISI 20では、新しいCAD機能であるプロジェクト共同作業と機構シミュレーション、そして新しい荒取加工とコーナー削り残り加工を含むいくつかの画期的なCAM機能がサポートされます。
オーストラリア、日本、南アフリカの遠方よりALPHACAMチームがグループ会議に参加し、会議では2013年度製品ロードマップ、波状荒取加工の紹介、そして木工や彫刻の分野で使用する3次元浮彫彫刻モデルを自動作成する芸術用アプリケーションALPHACAM Artのレビューが行われました。
CABINET VISIONブランドに関する会議では、製品ロードマップのレビューとCABINET VISION V8の紹介を通じて、今後の開発動向を垣間見る事が出来ました。そして、CABINET VISIONセルフヘルプ・コミュニティーとScreen-To-Machine Centreに関する詳細情報、そして工作機械・工具メーカーパートナーシッププログラムに関する心踊らされる発表がありました。
最後に、RADANは2つの新しい多軸レーザー関連製品RadM-axとRadTubeのリリースを発表しました。RadM-axはPEPSの技術に基づき自動車、航空機産業向けに開発された、板金用5軸レーザーCAMシステムです。RadTubeは同じくPEPSの技術に基づきチューブ切断用に開発された、多軸ロータリー工作機械用のレーザーシステムです。これと合わせて、今年度後半にリリース予定の板金用見積もりシステムの概要紹介もありました。
最後に、Business Development担当の取締役Simon Leeはこう説明します。「この会議の規模は、正に我々がNo.1のCAMベンダーであることを物語っています。また、参加者はグループ全体の製品ポートフォリオをレビューする機会を得ることができました。」